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12月, 2022の投稿を表示しています

しょうぼうじどうしゃじぷた | 渡辺茂男(著)/山本忠敬 (イラスト)

なつかしい。小さい頃に読んだ。今でも読みつがれているんだね。 図書館で借りた本だと1966年6月第1刷(生まれる前だ!)2018年で第150刷!すごい。 あらためて読んでみて、すごい発見があった。 人物はたぶん意図的に消防車とは違うタッチ(ちょっと時代を感じさせる)。 消防車たちは今見てもカッコいい。 背景はオシャレだし構図もダイナミック。絵を描かれている山本忠敬さんは乗り物絵本の第一人者として活躍されたそう。 なるほどな迫力。そして自分が何よりすごいなと思ったのはヘッドライト(目になっている)の表現。 これだけで自動車の表情(感情)がうまく現れていると思う。 もちろんストーリーも秀逸。絶対大人になってからも読みたい一冊だ。

あしたのことば | 森絵都

「言葉」がテーマになっている8つの物語。それぞれの物語でイラストレーター9人とコラボレートした本。 長い時間をかけて少しずつ読んだ。 森絵都さんの本が好き。柔らかいけどしなっていて、この本は短編集だけれど、それぞれ読んでいてほっこり。物語に出てくる子たちと同世代の子たちが読むと、私が感じている以上に感性をくすぐられるのではないかと思う。この本の中では特に【遠いまたたき】【風と雨】【あしたのことば】がお気に入り。 【遠いまたたき】 告げられなかった思いはどこに行くのか。おばあちゃんの思いはここにあった。短い文章でもココロがほんわか。 【風と雨】 登場人物3人それぞれの視点で描かれている。こういう描かれ方をしている本を読むと、相手を慮ることができるようになる気がする。 【あしたのことば】 そう、何気ないその言葉こそが明日へつながっていくんだよね。だから私はいつも寝る前に子どもたちに対して「おやすみ。またあした」って言ってる。

早く絶版になってほしい #駄言辞典 | 日経xwoman

思い込みによる発言。特に性別的なものが多いという「駄言」についてまとめられた本。 「相手のことを思いやらない」 「女性は、男性はこうあるべき」 というたぐいのものにはこんな言葉がまだ使われているんだと驚愕。 一方、これもしかして使っているかも?というものや、これは違うのではないかと思えるものも。 生きた時代の「当たり前」を覆すことは、難しいこともあるけど、自分も含め、個が尊重される時代の「当たり前」が分かる場がもっと広がれば、意識も変わっていくのかなと思った。