スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

1月, 2023の投稿を表示しています

おじさんのかさ | 佐野洋子

頑なに守ってきたことでも、実はただ単に自分を縛りつけていたことってあるのかもしれない。子どもたちの何気ない「うた」がおじさんの気持ちを変えさせて、どんどん楽しくなって元気になって・・・絵本だから表現できる雰囲気のような気がした。 もしも「おやっ」と思ったら、私も傘を開いてみよう。

おがわのおとをきいていました | スズキコージ

みなさん、感想で言われてますが、本当にただ、「小川を飛び越えるだけ」の話なんです。 だけど、そこにシビれるあこがれるゥ(あ、違った^^;) はなめんちゃん、ありえない高さまで飛んでるし(笑) 何も言うことありません。好きです!

ねずみじょうど | 瀬田 貞二 (著)/丸木 位里 (イラスト)

じいさんが落としたそばもちを食べたねずみが、ねずみじょうどへ連れていき、もてなす。 その話を聞いためくされじいさんは・・・という話。 昔話の王道だと思うけれど、 「ねずみごえ」って、どんな声? 「めくされじいさん」って、どんなじいさん? 「とっぴん はらいの ぴい」は「とっぴんぱらりのぷう」なのか? などなど疑問を感じつつ絵のタッチに引き込まれて読み終えた。

くろ | きくち ちき

あいたくて、あいたくて、あいたくて・・・そしてついに・・・! ダイナミックな筆致の絵柄と黒白だけの色使いで、くろの気持ちが痛いほど伝わってくる。 大人向けの絵本と思うけれど、子どもが見たらどうなのかな。いや、子どものほうが感受性が高くて心に残っていくのかな。

あめのひしょくどう  | ねぎし れいこ(著)/西川 おさむ(イラスト)

「ほしのしょくどう」で働いている「ほしのさん」と「ねこのどら」。 ある晩、きれいな音とともに入ってきた「あまつぶ」が入ってきて、食事を振る舞ったことから、「あめのくに」へ行くことに。 そして「あまつぶゼリー」や「しずくプリン」を・・・って、「ほしのさん」と「どら」が作るんかい! まずは食べさせてもらおうよ(笑) かさで飛んで「あめのくに」に行くシーンはステキ♪

てんさらばさら てんさらばさら | わたり むつこ(著)/ましま せつこ(イラスト)

「てんさらばさら」におしろいをかけると・・・ まゆのピュアな大事なものを大切にする気持ちにほっこり。 絵もぴったり。疲れたオトナにも良い本。

ペローの赤ずきん | シャルル ペロー

よく知られているグリムの「赤ずきん」より100年前にシャルル・ペロ-が書いたお話。 おばあさんや赤ずきんを「正義のヒーロー」が助けてくれるでもなく、悲しい結末になってしまう。そう、実際の人生の中では、より注意深く生きていかないとこうなってしまうという教訓めいた話。かなりひいたアングルで淡々と表現されるバトゥーの絵が、一層の怖さを醸し出す。

いっすんぼうし はじめてであう名作絵本 | ながさき ももこ(著)/たちもと みちこ(イラスト)

むかしむかし、数十年前に読んだり聞いたりした昔話をあらためて感じてみるのも良いかと思い手に取る。 いっすんぼうしって、おばあさんの親指から生まれたんだっけ?と記憶が飛んでいる部分もあって、なつかしくかつ新鮮に読むことができた。 深読みしなくてシンプルに伝わる物語も良いものだ。

おばけと友だちになる方法 | レベッカ・グリーン

抑えた色使いなんだけど、絵がやわらかく、女の子の表情がとても魅力的。 おばけとの接し方が描かれていて、ずっとそばにいるおばけと生きていき・・・そして最後には・・・。とてもステキな話。子どもだけでなく、オトナもココロがほんわかする絵本。 作中に出てくる本の原題とかどんなんだろう。訳された方の色も入っているのかな。

おとうふちゃん 学研おはなし絵本 | わたなべ あや

おとうふちゃん、なかなかにアクティブ(笑) ねぎの浮き輪には笑ったよ。 しかし、帰ってきたのはいいけれど、これからどうなるんだ(笑) けんしんくん・・・

なんにも ないけど すごく いいひ (みんなのえほん)  | カネシゲタカシ

穏やかで何でもない子どもとの一場面。このひとときがいいだよね。 パーソナルな一場面だけれど、どの家族にもある場面・・・ 自分もいつかこんな絵本をつくってみたい。「いつか」では子どもではなくて、孫になりそうだけど^^;

しかたないからおしえてあげる | うえだまり

とってもシンプルなことばで、とってもしんぷるな絵だからこそ伝わってくるものがある。 自分の人生の中で、ネコやイヌが家族になったことはないけれど、一緒にいるということは、こういうことなんだろうなって想像できる。

おひさまみたいに | スーザン・マリー スワンソン(著)/マーガレット カドス=アーヴィン(イラスト)

やさしい音楽がずっと流れていそうな絵本。なんてことないといえばそうだけど、この穏やかさがとても心地よい。絵の構図も大胆なんだけれどやさしい。ステキだ。

ゆうえんちでなんでやねん | 鈴木 翼(著)/あおき ひろえ(著)

もう、おどろかん(笑) いきなり逆バンジー(笑) ツッコミは受け付けませんと絵が言ってる(笑) これを楽しめるぐらいのピュアさが欲しいなぁ。

おでんさむらい ちくわのまき | 内田 麟太郎

おでんさむらいという名前やちくわの使い方、お供のかぶへいといい、かなり振り切った物語かと想像したが、以外とまじめ。自分的にはどちらかに振ってほしかったな。それともこれが醍醐味なのか。

ルイの うちゅうりょこう | エズラ・ジャック・キーツ

大人はついつい現実を基に世界を組み立てていくけれど、子どもの想像力は無限大。 今ここから宇宙にいけるのだ。 大人はまるっきり想像の中では過ごせないけれど、想像をして現実に落とし込むことができるよね。いや、できるようになりたいな。 絵がキレイ。

ななめねこ まちをゆく | ジェイソン・カーター・イートン (著)/ガス・ゴードン (イラスト)/小手鞠 るい (翻訳)

街にやってきた「ななめねこ」を見かけた人たちが、「角度を変えて普段とは違った見方」をすることで発見や作品ができていく。そして・・・ 自己啓発本的なもので書かれるよりも、絵本のほうがスッと入る気もする。コレ自体も「角度を変えた見方」なんだろうな。 軽快な絵と写真のを組み合わせたコラージュがとてもステキ。絵本の世界が立体的に感じられる。

おふろで なんでやねん | 鈴木 翼 (著)/あおき ひろえ (イラスト)

一番笑えたのは、最初のおとうさん(笑) このボケは良質の漫才を見せられたかのごとく、思わず声に出して笑う。 やっぱり子どもたちが揃って爆笑したり、ツッコんだりするのが目に浮かぶな。

はだかのおうさま | 木原 悦子 (著)/小倉 正巳 (イラスト)

「はじめてであう名作絵本」というシリーズ。 誰もが知っている話をあらためて絵本で読み直す。 子どもは、なんで嘘を言うのだろうと訝しがり、大人はバカだなと思いつつ、日常生活に落とし込み、自分の中の見栄を隠してしまう。 自分は真実を言えるだろうか。

バナナのゆうれい | まえだゆうき

あるはずのバナナがない!おさるたちは大モメ。 バナナのゆうれいだということで、墓場へ行ってバナナを食べながら様子を伺っていると・・・ベタなオチ。 でもサルたちの豊かな表情と独特な絵柄で楽しませてくれる。

だいすきだよ おつきさまにとどくほど | アメリア・ヘプワース (著)/ティム・ワーンズ (イラスト)/前田 まゆみ (翻訳)

柔らかくて温かい。すれた大人は気恥ずかしくなるくらい。 でもこんな気持ちを素直に受け入れられる子どもには読んでほしい。 一緒に読むと良い夢が見れそう。

ヒミツのひだりききクラブ (レアキッズのための絵本)  | キリーロバ・ナージャ (著)/古谷萌 (イラスト)/五十嵐淳子 (イラスト)

自身も左利き(ところどころ右だけど)なので、興味を持って読んだ。 左利きにしかわからない悩みって結構あるのだけど、作者自身も左利きのようなので、「さすがわかっていらっしゃる」という感じだった。 著名人や動物、果ては銀河まで、左利きと考えられるものはたくさんあるよう。ま、別に割合として少ないだけであって、おかしいわけでもなんでもないんだよね。小さな頃からそれを理解するには良い本だと思った。

ばあばに えがおを とどけてあげる | コーリン・アーヴェリス (著)/イザベル・フォラス (イラスト)/まつかわ まゆみ (翻訳)

最初に、たぶん日本独自につけられたタイトルにちょっと違和感があったのだけれど、原題の「JOY」では、そのまま訳すと、日本語的には内容が伝わらないからなんだろうなと納得。 コーリン・アーヴェリスはHOPEに続いて読んだけれど、とても読後感が良い。そしてイザベル・フォラスの色使いがとてもステキ。バタフライの表現も、すごく「わぁ~」とココロが開くような気持ちにさせてくれる。 また読み直してみたい本。

でこぼこホットケーキ  | よしだ あつこ(著)/川副 真佑実(イラスト)

優しいタッチ&心温まるお話。よくある話といえばそれまでだが、小さな子どもに読み聞かせる本としては、とても良いと思う。 素直な気持ちで見ることができる絵本。既に子どもは大きくなってしまったので、孫ができたときに取っておこうかな。

からあげビーチ (レアキッズのための絵本)  | キリーロバ・ナージャ (著)/古谷萌 (イラスト)/五十嵐淳子 (イラスト)

表紙の絵柄からからあげを擬人化して、旅をさせたりするストーリーとかなと勝手に想像していたが、実際に読んでみると、環境や体質、思想、文化の観点から食に多様性があることを表現した本だったのでびっくり。子どもたちにも、読み聞かせる大人たちにもわかりやすい表現じゃないかな。 Kindleのスワイプしたときの動きがユニークだった。