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ラベル(文芸・小説)が付いた投稿を表示しています

invert 城塚翡翠倒叙集 | 相沢沙呼

ドラマに先行して読み始め、その後ドラマに追いつかれ(笑)追いつかれてペースが落ちたが、しっかり楽しめた。 「信用ならない目撃者」については、ドラマでは再現が難しいということ(だと思う)ので、違った設定になっていたが、どちらも「そうだったのか!」と驚き、納得して読めた。それにしても本の「翡翠と真」とドラマで演じられた清原果耶さんと小芝風花さんの雰囲気はイメージどおりで、とても魅力的に感じたので、今後、新作で翡翠の過去のエピソードとかが出たら、この二人での映像化を望む! あら、本の感想ではなくなった^^;

あしたのことば | 森絵都

「言葉」がテーマになっている8つの物語。それぞれの物語でイラストレーター9人とコラボレートした本。 長い時間をかけて少しずつ読んだ。 森絵都さんの本が好き。柔らかいけどしなっていて、この本は短編集だけれど、それぞれ読んでいてほっこり。物語に出てくる子たちと同世代の子たちが読むと、私が感じている以上に感性をくすぐられるのではないかと思う。この本の中では特に【遠いまたたき】【風と雨】【あしたのことば】がお気に入り。 【遠いまたたき】 告げられなかった思いはどこに行くのか。おばあちゃんの思いはここにあった。短い文章でもココロがほんわか。 【風と雨】 登場人物3人それぞれの視点で描かれている。こういう描かれ方をしている本を読むと、相手を慮ることができるようになる気がする。 【あしたのことば】 そう、何気ないその言葉こそが明日へつながっていくんだよね。だから私はいつも寝る前に子どもたちに対して「おやすみ。またあした」って言ってる。

ハピネス | 嶽本野ばら

オーディオブック。 純愛小説の名手と言われる作者 嶽本野ばらの初読本。 一週間で死んでしまうという運命を受け入れた彼女と、彼女の望みをかなえるべく、一緒に過ごす僕の純愛。彼女のロリータファッションブランド「Innocent World」に関する愛。普段の自分の嗜好(思考)からはかけ離れたものであり、とても新鮮な気持ちで聞けた。 「死」はいつも遠いところにあるようで、近くにある。 そこに至るまでにしたいことは「満足をすること」?自分だったらどうするかな。もちろん、訪れる年齢にもよるだろうけれど。

よるのばけもの | 住野よる

やっぱりこの方の作品は「選択」がテーマのように思える。(自分が囚われすぎなのかもだが) あっち側なのかこちら側なのか。 「いじめる側」なのか「いじめられる側」なのか。 周りの状態で変わる「選択」。 「よるのばけもの」として矢野さんと交流することで、あっちーはどう「選択」を変えていくのだろう。

また、同じ夢を見ていた | 住野よる

視点は違うけど、「君の膵臓をたべたい」と同じく人生の「選択」がテーマになっていると思えた。 小学生の奈ノ花とアバズレさん、南さん、おばあちゃんを通して「幸せ」とは何かを考えていく。幸せは歩いてこないんだよね。

君の膵臓をたべたい | 住野よる

オヤジ、オーディオブックを聞いて号泣。 人は意識的でも無意識的でも選択をして生きている。 そこがわかったときに訪れる「選択できない事実」。 でも、選択してきたことが間違っていなかったことがわかり、彼は選択をしていく。 映画も観たくなった。