数日前のこと。 仕事帰りに市電に乗ろうと思い、ポケットに手を入れると、2つあるはずの定期券(広電とアストラムライン)が1つしかない。 狭いポケット中は宇宙空間で、あるものが見つからないということはよくあること。 だから何度も手を入れてみるが、やっぱりない。 電停に着くまでに、おかず工房(フレスタ)に寄ったので、お店に寄って、落ちていなかったか尋ねたり、目を凝らして歩いた道を辿ってみたが、なし。 10分ぐらいの間とはいえ、既に交番に届けられているかもと思い、近くの交番に入って、定期券を落としたことをお巡りさん伝える。 落とした状況とかを細かく聞かれたうえで、手続きのため少し待つことに。 手続きが終わったようで、再び声をかけてもらい、あらためて、定期券の色や落とした状況を聞かれる。 「また聞かれるのか・・・、でも、状況を把握してもらうためだから仕方ないよな」と内心思っていると、お巡りさんから「定期券はこれですか。午前中に届けられていましたよ。」と。先程落としたはずの定期券を見せられる。 「えっ?そうなのですか・・・」 なんと、落としたので先程ではなく、朝仕事に向かうときだったようだ。 朝は、ポケットをゴソゴソした記憶もないし、どうやって落としたのか皆目検討もつかず。 でも実際に拾われて届けられているということは、そういうことだ。 拾われた方は、特に連絡先とかも告げずに「困っていらっしゃるだろうから」と届けてくださったよう。本当にありがたい限りだ。 それにしても情けない。 「落とした」ことよりも「落とした自覚」がなくて、実際に落とした数時間後に「落とした」と思ってしまうなんて・・・ 「なくす」ということは、そういうことなのかも知れないが。 ポケットの中はシンプルにひとつにするか、定期をひとつにまとめておくべきだな。 そして・・・またすぐにお巡りさんにお世話になることになる・・・